ブログ、最後の投稿から三ヶ月以上経ったのですね。
毎週休まず投稿していた時期が懐かしいです。
山を登っているときは
「なんでこんなしんどいこと始めちゃったんだろ、、」
「エアコン効いた部屋でバチェラージャパン3観てえ、、」
みたいなことを思うものですけど、いざこうやって
100記事トライアスロンが終わって時間が経ってみると
もう一度走ってみようかな~などと思いがちですよね 人間って。

みなさんお久しぶりです、atamakaijiです。
さて、鈍ったペンと狂った頭に喝を入れて書いていかなくっちゃ
今回長く内容濃いめですが最後までお付き合いのほどよろしく。


2018年4月に和歌山県は那智勝浦町で産声をあげた
手作り旅行代理店「アウルトラベル熊野」さん。
独自の切り口で地元を盛り上げようと頑張っておられます。
代表の大山 小穂さんより依頼を受けて作成したテーマソング
「アウルトラベルのテーマ」
曲に込められたぼくの思いを聞いてください。

アウルトラベル熊野さんはこんなツアー商品を扱っています。
舞台は那智勝浦町色川村 「そこそこ農園体験ツアー」
村は昔話に出てくるような、タイムスリップ感のある素敵な山村です。
農園の理念は「なるべく環境に負荷をかけない百姓暮らしを目指す」というもの
ぼくは懐かしくて美しい景観を見て、農園や色川のひとたちと関わって、
なんだかピンとくるものがあったんですよね。
それは彼らの地産地消自給自足互助が当然、ふた昔前の日本では
普通に見られたであろうライフスタイルにではなくて
(当然相応のカルチャーショックはありました)、
ぼくの心を動かしたのは、マインドです。彼らには
「決めた人たちのさわやかさ」があったんですよね。

例えばある女性は東大大学院を卒業しながら(将来をほぼ約束されながら)
この吉幾三の曲にでてきそうな色川村に定住、家庭を持ち二人の子供を儲けておられる。
土と水と森と風に囲まれ、幸せだそう。
すごく示唆に富んだ話だとおもいませんか
そう、つまり、幸せになるってことは「こっち」を「選んで」
「あっち」を「捨てる」ことなんですよね。
おそらくノーダメージでは得られないものだし、ひょっとしたら
誰かを深く傷つけてしまうかもしれない。
でも 決めた たぶん自分のために。

彼女だけではなく、ここにいる人たちの多くからそういうものを感じました。
みなさん、深く内省的になられて決めたんだと思います。
色川村に移住者が多いのもわかる気がします。
「ここで、まっすぐ生きよう」と思えるムード そういうものがある、、のかも。

さて、アウルトラベル熊野さんですが
そういった面白いひと、モノ、ことの発掘を重要なミッションに掲げておられます。
(いわく世界遺産、ではなく世間遺産とのこと)
それを以て世界中のトラベラーに感動してもらいたい、いいじゃあ~りませんか
ぼくは深く内省的になりこの曲を書きあげました。
会社代表の小穂さんにもかなりガッツリ歌ってもらっています。

フロムカナダは、この曲を無償で熊野の地に捧げます。
どうぞいつでも気兼ねなく演奏をお楽しみください。
こういうはからいを熊野権現が天からご覧になっていて、
熊野古道ビールなんかをねぎらってくれたらなおいいんですけどね。

atamakaiji(フロムカナダ/vocal,guitar)



「アウルトラベルのテーマ」
作詞 atamakaiji,大山 小穂 作曲 atamakaiji

霧雨 優しく 森を濡らして
私は 私と しゃべってみる
owltravel

a Sunday morning cup a book worth reading
(日曜日の朝 面白い本)
each words free bird flying in my head
(言葉は鳥になって頭の中を飛んでいる)
sounds of wing flutter flutter
(パタパタ羽ばたいて)
take me to the travel
(私を旅へ連れていく)
owltravel

Today we are spending in year 2020 but
(私たちは2020年にいるはずなんだけど)
even though seem to connect to a long time ago
(ずっと昔とつながった感覚がある)
Does it try to let us know what is important now?
(なにか大事なことを伝えたがっているの?)
owltravel

sounds of wing flutter flutter
take me to the travel

2020年を過ごしているようで
ずっと昔と繋がったような
同じ風が吹く丘に立って
踊ろうかな

owltravel

霧雨 優しく 森を濡らして
私は 私と しゃべってみる

owltravel